WORKING!! 2品目「伊波、男性恐怖症。だって怖いんだもん…」（ネタバレあり）

1話を見た段階でとりあえず視聴を続行するつもりだったわけだが、2話で心変わりをするなんてことはなかった。

通常この手のラブコメっぽいアニメだと、主人公が回りに異常なくらいモテるという設定が多いが、この作品の主人公である小鳥遊宗太は「小さいものが好き」という変な性癖（？）があるおかげでそれが無い。

そんなところがまた面白いのである。

もちろんニヤニヤはできないのでそれはそれで残念ではあるが、自らフラグをばっきばきに折っていく様を見るというのは中々に新鮮だと思う。

主人公があそこまでキャラ立ちしていると他がかすんでしまう心配もあるのだが、そこはうまいことなっていて今回出てきた伊波まひるなんて特にそう言えるだろう。

男性恐怖症。なんともわかりやすくておいしい設定である。

思わずボンボン坂高校の真琴さんを思い出すが、大体同じ設定で男が怖くて思わず殴ってしまうんだそうな。

もうそれだけでネタ作りたい放題ですわな。

彼女の男性恐怖症キャラはこれからも重宝すると思われる。困ったときは殴らせておけばいいんだもの。

他にもまだまだ匂わせておいて出してない強烈な個性を持っていそうなキャラがたくさんいそうなので、わかりやすい笑いを提供してくれることを楽しみにしている。

ただ、この2話を見ていて思ったのが、少し話としてのまとまりが無さ過ぎるかなということ。

なんだか4コマ漫画を切り取ってそのまま作っているように感じてしまうぐらい、話があっちこっちに飛んでしまっている感じがした。

せっかくアニメとして30分の枠があるのだから、もう少し話をつなげてストーリー性を持たせてもいいのではと思わなくも無い。

例えば、今回だったらまひるが男性恐怖症を克服するために色々と奮闘するのだが、全部裏目に出てトラブルが続出するとかね。で、最後なんとなく克服できそうな感じまで持っていってやっぱり駄目だったなんて感じで落とすとか。ちょっとベタかもしれないが。

さくさく進んでいいという面もあるが、私としてはもう少しつながりを強化して欲しいなあなんて思ってしまった。

来週はまた強烈な個性の持ち主が登場するようで非常に楽しみである。だって般若のお面被ってたよ！？

そんな変態っぽい奴と、変態の主人公がどう絡むのか。作者のギャグセンスに期待。