Lawless Area

誰に向けるでもなく情報をお届けするブログです

デュラララ!! 第12話「有無相生」(ネタバレあり)


先週帝人が誠二の斬新なメス攻撃によってどうにかなりそうなところで終わるという、バラエティ番組でお決まりの手法が使われたわけだが、続きは意外にあっけなかった。

ここで帝人が死んだらストーリー的に違和感があるのでもちろん死ぬとは思っていなかったが、激しく自己主張していたはずのセルティが自分の身体をもってして阻止するなどというベタベタな防ぎかたとも思っていなかったわ。

そんでもってまあ、相手は不死身の妖精さんなわけだから、当然ただの人間が敵うわけもなく誠二はボコボコにされるのだが、「効かない!痛みはあるが忘れる。俺とセルティの生活に痛みは必要ない。だから、今この場で受ける痛みに痛みを感じない!」と意味の分からない理屈で諦めようとしないのだ。狂っていやがる。

目の前で自分が本当のセルティにもかかわらず、誠二とセルティとの愛を散々語られればイライラするのは決まっているわけで、黒い鎌をもってして止めを刺しにかかるセルティ。

そこへいつ屋上から下りてきたんだろう、首に傷の女が止めてと叫びながら登場。

ここから彼女の独白が始まるのだが、回想シーンもあり非常に長いので結果だけ言う。彼女はやはり張間美香だった。中の人、長台詞お疲れ様でした。

そして、その独白の中で、どうやら自分の首と岸谷新羅が関係があるらしい事を知ってしまったセルティは、彼を問い詰めるためバイクにまたがり去って行く。

帝人のありがたいお言葉により、その場もなんとなく収束した感じになって、ダラーズの初集会は幕を閉じたのだった。


こうなると後は答え合わせというか、伏線の回収のみに止まるようで、今までに出てきた疑問にあらかた答えていたんじゃないかなあと。帝人がやっていたチャット仲間が誰なのかとかね。

首探しに躍起になっていたセルティは、新羅の愛を受け入れた事でどうやら落ち着いたようだし、誠二もストーカー少女美香の愛を受け入れるらしい。まさにKAN状態である。

帝人もすっかり日常へとカムバックしたようだし、次回に向けて新たに問題が発生する様子もない。

どう見ても良い最終回である。次回予告がなければ何人か見るのを止めてしまうぐらいに。

そんな次回のタイトルは「急転直下」。今度は何が起こるのか、今からまた楽しみに1週間を過ごそうと思う。