デュラララ!! 第11話「疾風怒濤」(ネタバレあり)
前回の帝人スーパー覚醒タイムからどうなるのかワクワクしながら見たのだが、全体的になんか話が進んでいなかった気がする。
前半では帝人がブラコンねぇちゃんに会いに行き、首に傷の女を交渉材料にして矢霧波江が張間美香にやった事を自首しろと迫るという展開に。帝人までもがアッチ側の人間だったのかと若干ガッカリしていた分、少し安心した。彼は普通の良い子みたいだ。
しかし、当然ねぇちゃんはいかれておるのでそんな要求など意に介さない。何お前、そんな奇麗事本気でいってんの?バカじゃねぇ?と鼻で笑う始末である。ブラコンの上にキ○ガイとは救いようがないな。美人だけど。
とはいえ、そういった態度に波江が出るであろうことは、いくらお人好しの帝人ちんでもわかっていたようで、「ボクは数に頼る!!」と謎の掛け声と共に携帯をウルトラマンの変身ポーズよろしく上へ。
するとなんということでしょう。周りにいた没個性マン達が人にレベルアップしていくではありませんか。しかもみんなダラーズですってよ奥さん。
ただ、波江が言うことを聞かない→ダラーズのメンバーを事前に集めておいて、全員で波江を見つめさせる→?
というわけで、一体帝人君は何がしたかったのか正直良くわからなかった。キャプテン・ウソップによる「俺には8000万人の部下がいる」戦法だったのだろうか。
そして後半、デュラララではもうお馴染みとなった回想シーンへ。
ダラーズがどうやって出来たのか、帝人はダラーズとどういった関係にあるのか等々、視聴者の疑問にガッツリと答えてくれた。
で、そんな回想シーンからまた現在へと戻ったと思ったら、セルティが東急ハンズの屋上にて首に傷の女と会うシーンに。
彼女に名前を聞き「セルティ」という回答を得たことによって吹っ切れたというかプッツンしてしまい、池袋はますますカオスに。
屋上からバイクで一気に地上に降り立ち、青山テルマの一発ソングの冒頭「私はここにいるよ」を連呼し、波江の黒服どもをばったばったとなぎ倒していくセルティ。ああ、愛しのセルティになんてことさせるのだ。
当然そんな感じでぐっちゃぐちゃになっているのだから、波江と帝人の交渉なんてご破算に終わるに決まっているわけで、波江はセルティにビビって逃走、帝人は・・・メス!?
矢霧誠二がメスを持って現れた!
波江と入れ替わるように現れたもう一人の痛い子、矢霧誠二がメスを片手に帝人をオペしようとしているではないか。
RPGなら確実に雑魚モンスターなのだが、帝人はどうやらただの人間のようなので非常にピンチである。どうなる帝人。
何だかここ何話かは良いところで終わっている気がする。何とも姑息なやり方ぞ。
そんなことしなくたって全部見るっつーの。と今自然に思ったのでどうやら私はこの作品を面白いと感じているようだ。バッカーノを見ていた人なら分かるような小ネタとかもあるしね。
来週もどうなるのか非常に楽しみである。アイザックとミリヤはまた出るのだろうか。