デュラララ!! 第10話「空前絶後」（ネタバレあり）

今思うとこのアニメが始まって最初の方は、登場人物の人となりや関係性の紹介を意図して作られていたような気がする。

それぞれが何を思い、どういった過去を持ち、誰とどういった関係なのか。それを明らかにしておいてくれたおかげで、9、10話を見ていてバラバラに思えたピースが徐々につながってきているという印象を受けた。

そんな中、今回は恐らくだが物語の転換期をむかえているということが言えるような話になっていた。

引っ越してきた池袋は少し変わった土地ではあるものの、そこでただ平和に日常を送っていた竜ヶ峰帝人の前に首に傷の女が現れてから彼を取り巻く日常が変化していっている。

以前から興味を抱いていたダラーズの構成員と学校で話をする機会を得たり、都市伝説と認識していた首なしライダーことセルティと話すことで、彼女がどういった存在で何故首に傷の女を追っていたかを把握したり、何故か折原臨也に付きまとわれたり・・・

どう考えてももはや普通の生活を送っているとは言いがたい状況に陥っているのだが、帝人本人はそれを楽しんでいるようだった。

そして私が転換期というふうに思ったのが帝人の覚醒である。

セルティの事情を知り、家にいる首に傷の女と彼女を会わせようと家に帰ったところ、矢霧製薬の関係者と見られる2人組みに襲われる帝人。

危うく殺されそうになるのだが、異変を察知したセルティと臨也に助けられ、臨也から何者かを聞いた途端覚醒するもんだからこっちはポカーンですよね。

どうやら帝人はただ者ではない様子。これは臨也の反応からも明らかである。

ダラーズのサイトにアクセスしていたっぽいので、実は関係者だったといったところだろうか。かなり意外な展開だった。

次週、物語は確実に何かしらの進展を見せるだろうから用チェックやで。