化物語 第14話(ネタバレあり)
追いついた。
アニメは2クールならば2日もあれば見終わるダメさに定評のある私。今日残りの話を見終わって、現在WEBで配信されている14話まで余裕で追いついたったぜ。
まず全体を通しての感想だが、各ヒロイン毎に「ひたぎクラブ」、「まよいマイマイ」、「するがモンキー」、「なでこスネイク」、「つばさキャット」と話が用意されて、なおかつその話に関するサブタイトルが付けられており、更にOPもサブタイトル毎に変えられ各ヒロインが歌っているという気合の入りようには脱帽した。
それだけでなく、各話それぞれの作り方も非常に丁寧で、ヒロインの心の動きや怪異とはどういった存在なのかがとてもわかりやすく、置いてきぼりをくらうということもなかった。が、暦がどうして吸血鬼になりどうして助かったかの描写がないのは何かモヤモヤしたけれども。
まあ、それは原作でもそうらしいので、余り気にしない方がいいらしい。
そして気にしなければ成る程皆が騒ぐだけのことはある。今まで見たアニメの中でもかなりレベルが高かったように思える。
ストーリーがきちんと各話毎に収束しているし、笑い所もあれば泣き所もあり、更には各ヒロインが萌えさせてもくれる。声優陣も中々に豪華だし、テンポも良いし、作画も安定しているしetc...
良いところを上げるとキリがない。こいつあすげぇや。
強いてあげるならたまに暦のツッコミが白々しく感じられたぐらいだが、それすらも味があるように思えてしまうから不思議である。
そして何より!(ここ重要)千石撫子が可愛すぎる!!
なんなのあれ?リアル妹がいるから妹属性とかなかったはずなのに!!「おにいちゃん」って言われた時のあの何とも言えない感覚は何?!
恐らくリアルタイムで見ていた人らは「はいはい」といった感じなんだろうが、それでも言わずにはいられないぐらいの破壊力だった。作者の狙い通りだとしても関係ないね!
アニメのヒロインにここまでやられたのはいつぶりだろうか・・・何だか久しぶりに本当の「萌え」の片鱗を味わった気がするぜ・・・
さて、最終的に気持ち悪い感じになってしまったので14話を見た感想にシフトチェンジしようと思う。
この14話では委員長こと「羽川翼」にスポットが当てられており、過去であるGW中にあった出来事である猫に魅せられた事件の再来という形になっている。
そんな14話、まず何よりの見所はほっちゃんこと堀江由衣嬢のネコ語に決まっているので、それに関しては深く言及しない。アレは可愛すぎだ。
それを除くとなると、まあこれは見ている人ならばある程度予測できただろうが、翼のストレスの原因が暦だったということだろうか。
やはりというかなんというか、彼女もギャルゲーでモテる主人公が必ずと言っていい程所持しているスキル「お人好し」を持つ暦のことが好きだったわけで、自分の微妙な立ち位置に悩んでいたわけである。
次回、恐らく彼女は身を引くのだろうが、どのようにして自分や視聴者を納得させるのか。次の配信が非常に楽しみだ。
あとは暦と怪異との関係というか立ち位置に関する描写や、忍野メメのいつもとは異なる行動から、「嗚呼、もう次で最終回なんだなあ」というふうに視聴者のテンションを持っていっているところもまた実に秀逸だと思う。
どうやらこの化物語という名の怪異に、私も魅せられてしまったようだ。
流石にこのままではいけないので、助かるために別のアニメを見てみることにした。はい。最低なのは自分でも分かっているので言わないで欲しい。