油断大敵
先日、ゼミで飲み会があった。
久しぶりに友人らと会い、楽しい気持ちでお酒を飲んでいたところ、利尿作用によってなのかもよおしたためトイレに。
立ってみて初めて自分が思った以上に酔っていた事を実感するもので、少しふらっとしながらもほろ酔い気分で便器の前に立ち、いざ行かんと思った時。
下品な話で大変申し訳ないのだが、我が愚息を取り出すか出さないかというところで放水が開始されてしまったのだ。
まあ、ありていに言えばちょっとちびってしまったというわけである。非常に情けない。
トイレには私一人しかいなかったので、「えー、マジかよ」という独り言をぽつんとつぶやき、トイレから帰って周囲にアンモニアの臭いを漂わせるわけにはいかないため、できるだけ水分を拭取ってから帰ろうと個室へ移動。
淫夢により夢精してしまったパンツを一人寂しく洗うような哀愁を身にまとい、個室で酔っ払いが着弾部分をせっせと拭く姿は悲しみを通り越してもはや崇高ですらあった。
そしてこの、20歳を越えてそんな事をやらかしてしまったという事実が、私のメンタルを大幅に削っていったのは言うまでもないだろう。
テレビなどで芸人がよく酔っていて漏らしただのなんだの話していたのを聞いて、「俺なら酔っていてもそんな事しない」と公言していただけになおさらである。
楽しかった飲み会が一転して、トイレ以降の私はきっと少しテンションが下がっていたに違いない。南無・・・。