龍馬伝 第4話「江戸の鬼小町」(ネタバレあり)
今回の見所は貫地谷しほりによる佐那のツンデレというか、クーデレの様子だと思う。
のっけから気持ちの悪い視点でドラマを見てんじゃねぇよといった感じだが、実際アレはまごうことなきクーデレだった。
最初は「私、剣術一筋でそれ以外のことに興味なんてありません(クール)」と、取り付く島も無かった佐那嬢。
そんな彼女に「今まで心のそこから笑ったりしたこと無いの?」とベタな前振りをかます龍馬。
ATフィールド全開の佐那に若干の戸惑いを覚えていたものの、お互いが共通して剣術という物を学んでいるところを取っ掛かりにして、次第に打ち解けていく2人。
そんな感じで少し良い感じになったところに、一悶着が起きる。完全にベタな流れだ。
佐那は女性ゆえ、結局の所剣術では男(龍馬)に勝てないと父である定吉に宣告されるのである。
そんなことを言われて戸惑う佐那とシンクロするかのように、何の前触れも無くこんな展開になった気がして戸惑う私。
この時点で若干置いてきぼりをくらっていた感はあるのだが、何とか必死にすがってみたところ、父の言葉を否定したいがため佐那が龍馬に勝負を挑んでいるシーンへ。
「私は女だけどこの道場で一番強いのよ!今からアンタに勝ってそれを証明してやるんだから!!」
そんな感じで半ば理不尽に殴りかかられる龍馬だったが、初手合わせの時とはうって変わってあっさりと打ち負かしてしまう。修行の成果なのか、はたまた手を抜いていたのか。いや、あの時は油断してたのか。
で、負けた佐那は悔しさの余り泣き出してしまう。龍馬からすればかなりめんどくせぇ奴である。
しかし、流石ジゴロといったところか、一生懸命かつ優しぃ〜く慰めてあげフラグを立てると共に、佐那を笑顔にする龍馬。石田純一と良い勝負だ。
この瞬間果たして何人の人が「デレた!!」と思ったことだろうか。多分私一人である。
そして、もはや普通に大河ドラマを見れなくなってしまっている自分が今、とても悲しい。
秀吉を純粋な気持ちで見ていた頃が懐かしいななどと遠い目をしそうになったが、良く考えてみたら当時も「竹中直人のふんどしから横チン出てる!」って言ってた気がするから元々どうしようも無かったらしい。無念だ・・・