しゃべくり007(ゲスト:オードリー/長谷川潤)
にわかお笑いファンみたいで嫌なのだが、オードリーが出るということでまたまたリアルタイムで見てしまった。
アメトーーク!でやった「○○じゃない方芸人」から今日までの華麗なる下克上や、先輩芸人からの信頼の厚さから、何となく気になってしまう若林と、怖いもの見たさでついつい見てしまう春日は、私にとって引きのある芸人のようである。
そして、それは世間一般にも言える事で、彼らが今年出演した番組は、合計で657番組にも上るそうだ。
しゃべくりだけでも2回目の出演なのだから、本当に数字が取れるんだろう。素直に凄いと思う。
が、言うまでも無くこれは去年のM-1バブルによるものであって、来年になれば確実にはじけるはずなのだ。
そのときまでに彼らが生き残るだけの腕を持っていれば良いのだが、今日の収録を見るに少し怪しい気がした。
まず若林だが、春日を少し放っておき過ぎではないだろうか。
というのも、春日はオードリーがボケとツッコミが逆だった時代に、構成作家だかに「ポンコツ」と言われたほどダメな芸人で、上手い返しが出来なかったり変な間を作ったりする事が未だにあるような奴である。
そして、それは今日の収録でも多々あったわけで。にもかかわらず、放置。
まあ、若林がどSというのと、獅子が我が子を谷底に突き落とす的な意味があったのかもしれないが、しゃべくりメンバーがツッコまなければ放送事故になっていた気がする。
かといって若林がツッコんでいたら、同様の笑いが起きたかというと微妙なわけで、だったらしゃべくりメンバーに任せときゃいいじゃんと思わなくも無い。
うん、やはりお笑いは難しい。
が、いくら難しいからとはいえ、春日のあの返しは酷いと思う。
「さんまよりも優れていると思うところは」
というような問いに対して、若林はキャラや流れ上「無いです」となり、春日はキャラや流れ上「もちろんあります」となるのは素人の私でも想像できる。
だったらわずかではあるが、自分に来るまでに良いボケを用意しておくべきで、それを散々つまった挙句「人気」っていうのはいかがなものかと思うのだ。凄く微妙だし。
あと無いときに本当に困った表情や動作をするのもダメだと思う。せめて無いことを逆に利用して笑いに持っていくか、虚勢ぐらいは張って欲しい。
こういうところを見ると、オードリーの今後は特に春日の成長にかかっているのではないかと思ってしまう。
その後しゃべくりメンバーの手助けもあって、何とか上手い事リカバリーを果たしてはいたが、自分のことを「春日」ではなく「僕」というくだりを忘れる事があったりもしたので、そういうところをちゃんとしてもらいたい。
とはいえ、いくらダメだったとしても、一発屋になる要素(歌を出す、勝負できるものがたった一つのギャグのみ、キャラしかない、トークになると何も出来ないetc...)は無いので、スッパリ消えてしまうというのは無さそうではあるが。
今の人気のリバウンドが少なく済むように、2人には頑張ってもらいたいものである。そして目指せ冠番組。
・・・というか今年の一発屋最有力候補はどう考えてもイモトアヤコだと思うしね。
あ、長谷川潤に関しては特に言うこと無いわ。
モデルだから気取ってるかと思ったらそうでも無くて、お蔭でしゃべくりメンバーが生き生きとして面白かったよ。
この回に観覧に行ったお客さんは当たりだったんじゃないかな。
まあ、別撮りな気もするけど。
ところで、次週のゲストの中に一組だけ要らないのが混じってるんだが・・・
モー娘。とか誰が見たいの?