DARKER THAN BLACK 流星の双子 第10話(ネタバレあり)
今回の話で一番衝撃だった事実は、なんといってもマオが足首フェチだったという事だろう。
まさか「この足首は・・・」で蘇芳・紫苑のママさんと過去に会っていた事実を思い出すとかどんだけだよ・・・
しかしこのママさん、マオの過去回想によると門(ゲート)の出現を予見していたらしい。門(ゲート)出現は人為的なものだったのだろうか。
そういえば、その過去の回想シーンでマオ本体のビジュアルも初お披露目と相成ったわけだが、まさかあんな20世紀少年の若き日の万丈目のような顔だったとは思わなかった。アレじゃペテン師だ。
その流れでどうして本体が消失してしまったのかも判明したが、「本体がミンチになっちまったじゃねーか」という黒猫に、気の毒さよりもシュールレアリズムを感じてしまった。
と、まあ、ここまで散々マオのことを書いてきたわけだが、今回のキモがこれなわけがないよね。
先週無駄に長々と「蘇芳って何なの?」と喚いたからなのか、「仕方ないな、答えはこういうことだよ」と言わんばかりの答え合わせっぷりだった。
まず、蘇芳の存在は、ネットでの有力説であった「紫苑の能力説」に、父ミハエルがME技術を使って取り出した蘇芳の記憶を植えつけた、というものであったらしい。
前述したマオ木っ端微塵事件に、たまたまミハエルに弁当を届けにきていたママ&幼少の頃の蘇芳・紫苑が巻きこまれてしまい蘇芳が死亡。
その亡骸をMEにかけるというマジキチをやってのけたミハエルは、その後覚醒した紫苑の能力によって出来たコピー蘇芳に植えつけたと言うのだ。
それを母親の口から間接的とはいえ聞かされた蘇芳の気持ちは、とても推し量れるものではない。
そんなグラグラしている時に、美咲と行動していた蘇芳を取り戻しに来たヘイは、もう生まれ持ってのジゴロなのだろう。
あんなん確実に惚れてまうやろ。
事実物語りの最後の方で、合唱「春に」の歌詞よろしく「この気持ちはなんだろう」というベタな告白をヘイにした蘇芳。
もうコピーでも何でもいいよ。萌えた。
で、最後蘇芳が寝ている側でアダルトな会話を繰り広げるヘイとマオが、空を見上げて何かを見たという描写で終わったっていうね。何という引きの作り方なのだろうか。
このように、この回ではこれまでの複線回収に加えて、新たな複線がまた張られている。
ママさんは一体何を知っているのか、インの周りの死体の山は何なのか、紫苑とミハエルは何をするつもりなのか、耀子を殺したのは誰なのか、この気持ちは何なのかetc...
先週辺りから2期の方向性が見えるようになって来て俄然面白くなってきており、前作のクオリティを下げることなくやっているスタッフに拍手を送りたい。
とはいえ毎回人が死ぬのは少しどうかと思うが。
耀子・・・。