Lawless Area

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DARKER THAN BLACK 流星の双子 第9話(ネタバレあり)


今回はあのヘボ探偵が出るということで、小休止的な回かと思っていたが、そうでもなかった。

前回蘇芳がびっしょびしょに濡れたことが複線となり、都合よくピンクのツインテの前で倒れた事でめでたくお知り合いとなったわけだが、彼女前作からあんなに痛い設定だったっけか。

両手に戦利品を抱え、どう考えてもアキバの帰りっぽい登場に加え、部屋中ポスターだらけ、お気に入りのキャラのコスまでお持ちとか、あそこまで濃いなら覚えてるはずなのだが…

まあ、それは良いとして、意外とすぐに熱が下がった蘇芳はピンクのツインテのいらんお節介であのヘボ探偵のところに行き、母親を探してもらうことになる。

あちこち探し回って良い感じに分数を消化したのち、結局マダムの情報によって母親の居場所が羽田(8時に到着)だと判明する事に。

さあ、会いに行くぞというところで場面が変わって三号機関に所属している葉月水無と沢崎耀子が物資を受け取るシーンになる。

こちらも羽田で行われているらしく、そこにヘイも登場して8時だよ、全員集合状態になっていた。

水無が祖父と話している隙を狙って、ヘイが耀子を連れ出し、それに気付いた鎮目弦馬と霧原未咲がヘイを追うも取り逃がしてしまう。

そこへ何故か水無が先回りしており、阻止されるかと思いきやヘイにあっさり敗北。

ヘイは気絶させた耀子を連れて暗闇へと去るのだった…。完全に拉致である。


はい、また場面は戻って蘇芳と母親の再会シーン。

母親は蘇芳を見つけるやいなや抱きしめ、感動のシーンかと思いきや紫苑と間違えるというオチでEDに突入する。

で、Cパートでまた紫苑と呼びかけ、「また間違えてる、嫌だなぁ私は蘇芳だよ」と言ったら母ガクブルしながら、「蘇芳は8年前死んだはず」とな。

見事な引きを作っての次週ですわ。


今回はどうやら物語の転換期をむかえたらしく、色々な事が詰め込まれていた。

未咲はアンバーの遺言とも取れるメッセージを受取り、ヘイは銀奪還に向けてなのか単独で行動を開始、蘇芳は母と再会する事で意外な事実を知ることになりそうといった具合に、これでもかというぐらいの詰め込みようだった。

アンバーの遺言によると銀と紫苑は会ってはいけないようだが、どう考えてもこれを複線として会っちゃうんだろう。

ヘイが耀子をさらったのは、予告の後の「耀子は、いろいろ知ってます」から恐らく銀の事や自分の能力がなくなった事などを聞くためだと思われる。

蘇芳が死んでいたというのは意外だったが、そうすると私達が蘇芳だと思っていた娘は何なんだという問題が生じてくる。

クローン説、紫苑の能力説、別人説等、様々な意見があるだろうが、私はもっと違うオチが用意されているようでならない。

第1話で幼い頃の2人がスプーンを右手で持っていたにもかかわらず、前回紫苑が使用したであろうライフルが左利き様だったというのも少し引っかかるが、見当違いのような気もする。

まあ、とどのつまりよく分からないわけで、違うオチというのも皆目見当が付かないというのが正直なところではある。

違うオチというのも、視聴者に看破されるようでは余りにお粗末なので、製作者には頑張ってもらいたいという願望がそう思わせているのかもしれない。

何とも情けない話ではあるが、次週また色々なことが分かりそうなので、それまでに蘇芳は何者なのか、紫苑が何をしようとしているのかを考えようと思う。