DARKER THAN BLACK 流星の双子 第8話(ネタバレあり)
誰しもが思ったであろう。御馳走様でした、と。
開始直後の回想シーンからお送りされた蘇芳とかつてのクラスメイトの水着姿は、全国の大きなお友達に幸せをもたらしたに違いない。(しかも未咲とマダムのオマケ付き)
変態であるが故に、多分に漏れず私も手放しで喜んでしまったのだが、今思えば別の意味があったように思えてならない。
前回、レプニーンとターニャの乗る列車にヘイ達が駆け込むという、余りにも露骨な引きを作っての「つづく」だったわけだが、彼らは今回想像通りにヘイ達に対して手荒い接触を試みてきた。
全然関係無いが、ターニャを見ていると世界樹の迷宮第2作に登場するガンナーを思い出してしまう。あのジト目による可愛さはたまらないものがあるよね。
感極まって脱線してしまったので話を戻す。
先ほど述べた接触の方法が、ヘイの方は客室から出たところを狙われ、蘇芳の方はターニャのG攻撃(First G)によってあぶりだされたところを拉致されるという形で行われたため、てっきり何か危害を加えられるのかと思いきや、組織への勧誘というオチだった。
そして当然ヘイはレプニーンの手にフォークをぶっ刺して「だが断る」と言ってのけたわけで、レプニーンは蘇芳確保のためターニャに列車を止めろという命令を下したのだが、止め方がまた酷い。
大量のGを使って列車を取り囲む事で止めるのだが、一瞬で黒い列車と化すような量なわけで、その場に居合わせた乗客にとっては悪夢でしかなくトラウマになりかねないと思う。(Second G)
そんなえげつない止め方をした後、蘇芳を連れてどこかへ行こうとしたのだが、途中でヘイの妨害に遭い蘇芳を逃がしてしまうターニャ。
どこぞのプールサイドでGを使って蘇芳を追い詰める事に成功するも、蘇芳がライフルを出して反撃しようとしたので躊躇ってしまうターニャ。(Third G)
その隙を突く形でどこに隠れていたのか紫苑に狙撃され、死亡。美少女を殺すなんて酷い。許せない。
さて、冒頭でサービスシーンには違った意味合いがあると言ったが、それというのも私にはお詫びの意味があるように思えてならないのだ。
お気づきの方も多いだろうが、カッコ内にある通り今回はターニャによるG攻撃が多すぎる。
1回でもしんどいのに3回とか視聴者からしてみれば不快以外の何物でもないはずだ。お食事中の方なんて特に。
だからこそのサービスシーン。考えすぎかもしれないが、あながち間違いでも無い気がする。
しかしそんな誰もが嫌うGが能力という気の毒なターニャ。最後は死んでしまうとか悲しすぎるわ。
死ぬ間際、冒頭のプールのシーンと似たような状況下にターニャが置かれた事で、少しだけ契約者以前の感情を取り戻したような描写がなされた分、彼女の死が更に悲しいものに感じられた。
ニカを殺してしまった事を後悔しているようなシーンもあったし、脚本家のターニャが死ぬまでへの持って行き方はベタだけど上手かったと思う。
ただ1点だけ失敗があったとすれば、Gのインパクトにより話の内容が頭に余り残りそうに無いことだろうか。
来週は前作で登場したヘボ探偵とツインテの助手が出るらしい。
蘇芳との絡みも楽しみなのだが、それよりも久しぶりに聞く加藤英美里の声が楽しみで仕方ない。