お供だけがお友達
最近、モンスターハンターを始めた。
就活追い込みのこの時期に始める辺り、もうエニート(エリートニート)街道まっしぐらである。
何を今更モンハンなんぞ始めとんじゃい、完全に時代に乗り遅れてるだろとお思いの方、安心召されい。Wiiの方じゃない、MHP2Gの方なのだ。
いやいや、更に時代遅れだろとお思いだろうが、何を隠そうこれが初めてのモンハンではない。よって時代遅れでもない。
MHP2からMHP2Gへ移行した方はお分かりだろうが、MHP2Gはお供アイルー、G級クエスト、新しい狩場が追加されたぐらいで、高額なアップデートのようなものと言っても過言ではなく、ほとんど何もやる事が無かった。
そのため、ある程度やるだけで新要素のあらかたをつぶすことができ、購入から半年とかからず飽きてしまったのだ。
今思うと次長課長の井上を見習って、更にやり込むぐらいの根性を見せるべきだった気もするが、一緒にやっていた友人の一人が就職してしまった事もあり、流れ的にも仕方がなかったのである。新社会人を巻き込んで連日狩りに行くなどというゲスい事は、流石の私も出来なかった。
そんなこんなでずっと放置していたMHP2G。CMに触発されたのか何となくまた始めてしまったというわけである。
新しいキャラを作って、一番最初から始めたのだが、アレだけ苦労したモンスターたちがいとも簡単に倒されてくれるので楽しい楽しい。
マフモフでもある程度のボスモンスターを倒すことができたし、回復薬グレートの出番なんてほとんど無かったほどである。自分でも気付かないうちに結構なスキルアップを遂げていたらしい。
ちなみに私ががっちがちの初心者だった頃愛用していた武器は大剣だったりするのだが、今思うとどう考えてもミスチョイスである。
当時はどんな敵にも大剣一つで挑むという無謀な事をやっていたせいで、いかんせん効率がかなり悪かった。
一応全クリ的なものをした後は色々な武器を試し、どんな敵にもオールマイティに戦えて、なおかつ扱い易いのは片手剣だと、やり続けた結果思うわけで、大剣なぞマゾ以外のなにものでもなかった。特にキリンとかしんどかったし。
まあ、もっと良いのはそのモンスターに合わせて武器をチョイスすることであるが、いかんせん初心者には難しかろうと思う。結果片手剣というのが私の結論だ。次点で太刀。
今更MHP2Gを始める方は余りいないとは思うが、もしいたら参考にして欲しい。
ところで、このモンスターハンターの醍醐味とは何か。
私はズバリ集団プレイだと思う。
もちろん個人でギリギリの戦いを楽しむのもまた一興ではあるが、集団でわいわい言いながらやる方が圧倒的に楽しい。特に生命の粉塵を仲間が死にかけの時に使って助けたりなんかすると軽いエクスタシーすら覚える。
しかし、当時はXLink Kaiとスカイプという伝家の宝刀を使って、楽しい楽しいモンハンライフを夜な夜な送っていたのだが、そんな戦友(とも)はもういないわけで。
集団でやっていた経験がある分、一人でやっていると孤独感がハンパじゃ無いが、だからこそ気付いた事もある。
お供アイルーの大切さと愛おしさだ。アイツだけは私を裏切らない。
常に黙って付いてきて、一緒に戦ってくれ、時に真・回復笛の術で回復してくれる、そんなナイスで頼もしい奴なのである。
一人ぼっちとなった今、アイツの存在はとてもありがたい。誰かと一緒に戦っているという安心感が得られるというのは何とありがたいことか。
たまにバサルモスに気付かれるようなドジをやったり、攻撃に夢中になりすぎて私に攻撃してくることもあるが、こんなん一人に比べれば可愛いものである。
当時、解雇→やっぱりやめた遊びを繰り返した事が悔やまれる。非常に悪いことをした。
とはいえ、余りに可愛がりすぎて、思わず画面に話しかけていたことに気づいた時はちょっと焦った。これではまるでラブプラスのヒロインに話しかけるキモヲタである。
ああ、私は電車の中でラブプラスなんて出来ないな、と思った瞬間だった。
ちなみに今100時間ちょっとで村長クエ☆9、集会場☆5、HR3のガンス使いである。完全に時間の無駄遣いをしている。