包帯クラブ
風邪で何もすることがないので、以前録った映画、包帯クラブを見た。
内容は、その人が心に傷を負った場所に、包帯を巻いて心の傷の治療をする。
というもので、最初の印象としては、厨二病というか、痛い設定というか、
余り良い印象はなかった。
だってなんていうか、傷ついた少年少女ってアンニュイな感じでいいよね。
みたいな作者の意図が見え隠れしているというか、
そういうものに酔っているという感じで、残念な感じがしたので。
が、しかし、第一印象の悪い奴が、良い事すると良い奴に見える効果、
とでもいおうか、期待値が低かった分、余計面白く感じたりして。
正直言って予想外に良い作品だった。
設定は前述通りなのだが、詳細としては、登場人物たちもそれぞれ傷を抱えていて、
他人の「治療」を通じて、自分達の傷とも向き合って、一人一人が成長していく、
という青春というか、前向きな話で、実に爽やか。
暗い気持ちの時とかに見ると、結構良い気持ちになるかもしない。
そして、内容もさることながら、柳楽優弥の演技が抜群に良い。
映画「誰も知らない」で有名になっただけあって、素晴らしい演技だった。
まあ、誰も知らないは演技させられてたらしくて、実力じゃないらしいけど。
何か自殺未遂(?)っぽい騒動とかあったが、死ななくて良かったと思う。
彼が他のドラマとかの作品に出てるところも見てみたい、と思うくらい良かったので、
そのため(彼の演技を見るため)だけに見てみる、というのもアリかと。