Windows10にアップグレードするとPT3に影響はあるのか
私のPCはネガティブ自作(当時お金がなかったので安いパーツを探して組んだ)なのだが、XPから一気にWindows8にOSを変更し、その後8.1にしたところ1つだけどうしても解決できない問題が生じていた。
それはPT3のスリープ機能、割と重要な部分である。
私はPT3のスリープ設定を、CPU平均使用率が5%以下で設定していたのだが、それが上手く機能していたのはXPの頃だった。
Windows8.1がいけないのか、それともぶっ壊れたため買い換えたマザーボード(H97 Pro4)がいけなかったのかは分からないが(結局OSが悪かった)、録画が終わってスリープに移行したかと思ったら、暫くして勝手に復帰してそのまま・・・という症状が発生したのだ。
しかもそれだけならまだ電気代を消費するだけだから良いのだが、いや、良くないのだが、たまにスリープから一切復帰しないことがあり、録画が軒並み失敗するという事があったのだ。
アニオタにとってこれは致命的な症状であり、何回か永久保存したいような番組が録画失敗していたという事もあって、割と本気で地団太を踏んだものである。
そんな欠陥のある状態で過ごし続けて1年以上が経ったであろうか、もう完全に慣れてしまい、むしろ家に帰ってきてPCがスリープから復帰していないと動揺してしまうほどには調教されていたのだが、そんなある日、Windows updateから無慈悲な通告が来た。
Windows10にアップグレード
今まで更新で待たされるのが鬱陶しくて手動でアップデートしていたところ、ある日を境にどうしてもアップグレードさせたいのか、これを選択しない事には更新ができなくなってしまったのだ。
ネットで評判を調べてみると、賛否両論といった感じだったし、何よりPT3を始めとしたソフト・アプリが動かなくなったら困るのでずっと放置していたのにもうどうしようもない。
これはもうやるっきゃないということで、何が起きても対処できるよう、時間がある休みの日に渋々アップグレードをした。
数時間後、そこには元気に走り回るPCちゃんの姿が。
こんなことなら早くやっておけば良かったと思うくらい、我がPCちゃんが安定したのだ。
PT3で録画がちゃんとできるか、スリープからの復帰はちゃんとするのかを検証したところ、オールグリーン。
ファイルもデータも、何ならクロームで前回開いたまま閉じたタブも、一切変わることなく使用が可能となっていた。
もちろん、私のPCがたまたま問題発生しなかっただけで、同じようにアップグレードしたことでかえって不具合が発生してしまうということもあるのかもしれない。
しかし、Windows8.1を使用していて、PT3の調子が悪いのであれば、バックアップを取ったうえで賭けに出てみるのも良いのではないだろうか。
とりあえず、私としては今のところなんら不満はないので、アップグレードしようかどうか悩んでいる方は、やってみるのも一興かと思われる。
ジュラシック・ワールド MX4D(ネタバレあり)
いつだったかのテレビでたまたま見た「MX4D」なるもの。
映画を観ている最中に、座席が動いたり、振動が伝わってきたり、水しぶきが飛んできたりと、まるでアトラクションのような設備となっているらしい。そしてもちろん3D。
なるほど、ディズニーランドにあった「スターツアーズ」みたいな感じか。とかなり興味をそそられたのだが、調べてみると通常鑑賞料金に加えて、1000円かかるというではないか。
正直ちょっと高い気もしたが、何事も経験だということと、丁度観たかった「ジュラシック・ワールド」がやっていたこともあり、ちょっと前に友人を誘って観に行ってきた。
まず、実際に専用の劇場に入った瞬間に感じたことは、そこまで広くはないということと、「何か臭い・・・」ということ。
なんというかこう、道端に生えていた雑草をすりつぶして川の水に混ぜたあと、瓶に入れて蓋を閉めずに外に一週間放って置いた後のような、そんな臭いがするのだ。
若干の不安が生じるとともに、まさか臭いのネタバレを最初に食らうとは思わなかったが、そこは気を取り直してワクワクしながら席につく私。
と、しばらくしてまた別の臭いがしてくるではないか。
なんというかこう、一生懸命部活の練習をしたあとすぐに靴下を履き、そのまま運動靴を履いてランニングに突入する、という事を毎日繰り返している人の運動靴を嗅いだ、そんな臭いがするのだ。
嘘だろ・・・恐竜の世界ってどんだけ臭いんだよ・・・と恐れおののいていたのだが、良く考えるとまだ映画は始まっていない。
では原因は一体なんなのだと周囲を見渡すと、すぐ隣に座ってきた子供、その子供の足がどうやら尋常じゃなく臭かったらしい。少年よ、強く生きてくれ。
そんな臭いのトラブルに見舞われているうちに、やっと本編が始まったようである。冒頭、船に乗るシーンだったか海の景色だったかから始まるのだが、座席が揺れている!揺れているのだ!!
凄い!凄いぞMX4D!!
その後も恐竜が歩いているシーンではその振動が伝わってくるし、(多分)主人公であるオーウェンが車の冷却水だか油だかを体に被ったところでは、同じように顔に水がかかってくるし、ザックが吹っ飛ばされて木か何かに背中を打ち付けたところでは同じように背中に衝撃が走るしでもう大興奮。
このようにアトラクションとしてもかなり優秀だったMX4Dだが、それに加えて映画が面白いとなるともう、相乗効果が大変なことになる。
私はもともと恐竜が好きな少年で、昔は恐竜展に行ったり、恐竜図鑑を買ってもらったり、ジュウレンジャーをウキウキで観たりといった、少年らしい子供だった(らしい)。
かなり幼少期のころだったので、今では恐竜の名前はほとんど覚えておらず、有名どころの恐竜しか判別がつかなくなってしまってはいるものの、それでも恐竜が好きという気持ちには変わりはない。
そんな恐竜好きという事を抜きにしても、この映画は素晴らしい出来だったと思うのだ。
話としては単純で、恐竜の遺伝子から現代に蘇らせたんだかなんだかで、数々の有名な恐竜をサファリパークのような感じで楽しむことができる施設が舞台。
そこで更なる集客を望んだ経営陣が、お客が興奮できるような「でかい!強そう!!格好いい!!」を体現したような新種「インドミナス・レックス」を開発する。
しかし案の定というか、人間に制御しきれるはずもなく、パーク内に新種が脱走、その強さを誇示するかのように、他の恐竜たちを次々と殺戮していく。
このままでは客にも被害が及ぶという事で、旧軍人、現職員のオーウェンや、管理者のクレア、施設に遊びに来ていたザックとグレイが奔走し、最終的に何とか生き延びて、レックスも何とかなったということでめでたしめでたし、といった内容だった。
確かに話自体はどストレートなのだが、とにかく魅せ方が上手かったと思う。
クレアは最初は典型的な利潤追求型の経営者で、恐竜のこと、働く職員のことはドライに考えていたのだが、数々のトラブルに見舞われ、いわゆる「良い人」になる。
オーウェンはthe・主人公といった感じで終始格好がよく、彼が飼育担当していた本来人に懐かないはずのラプトルとの絆は観ていて熱くなった。
そして何より恐竜たち。レックスにいたぶられた草食獣の痛ましい姿や、一度はレックス側についたラプトル達が、オーウェン達がピンチになった瞬間、絆を思い出したのかレックスに立ち向かっていくその姿。
そんでもって極めつけに「ああもうだめだ!!」というところで出てきたティラノサウルス!!
ご都合主義と言われればそれまでだが、恐竜の迫力、強さ、雄大さ、格好よさを余すところなく表現しつくした、そんな映画だったのではないだろうか。
観ていてハラハラするシーンも目白押しで、かなり満足のいく内容だった。
ジュラシック・パークは観たもののほとんど覚えておらず、そのほかの作品は観ていない私ですらこんな感じなので、シリーズを通して観ている人はぜひ観た方が良いと思う。そしてもちろん観ていない人にもお勧めしたい。
ちなみに、チケットを予約する時、2日前の0時からの予約開始ということで0時になりすぐに手続きをしたあと、すぐにどれくらい埋まったか確認したところ、5分くらいしか経っていなかったにもかかわらず残り10席もなかった。
ジュラシック・ワールド効果なのか、MX4Dが人気なのかはわからないが、利用しようと思っている方はかなり気合を入れて予約した方がいいかもしれない。
たまゆら〜卒業写真〜第2部 響−ひびき−(ネタバレあり)
本日公開となる4部作のうちの第2部、響(ひびき)。
予告を観た段階で、のりえがスイーツを封印するという宣言をしたり、かおるが進路について悩みに悩んでいる様子が映し出されていたので、もしかしたら危ないかもな・・・と不安を覚えながら観に行った。
何が不安か、それはもちろん言うまでもなく、劇場で泣いてしまうのではないかということである。
キモオタが嗚咽を漏らしながら鼻をすすり号泣する、これ以上に気持ちの悪いことがあるだろうか。いや、ない。
ということで、本日早速観に行ってきたわけだが、結果からいえば何とかぎりぎり持ちこたえたというところだろうか。
第2部は、第1部のレビューで述べた通り、起承転結でいうところの承にあたるのかと思っていたが、どちらかといえば起の延長線上にあるような内容だったように思える。
というか、この流れからするとおそらく起承転結という括りよりは、1部でぽっての進路、2部でのりえとかおるの進路、3部で麻音の進路+α、4部で卒業+それぞれの道へという感じかもしれない。
前記の通り、今回はのりえ、かおるそれぞれにスポットが当たっており、前半ではのりえの進路について、後半ではかおるの進路についてが描かれていた。
内容については実際に観に行って欲しいので詳しくは述べないが、個人的にグッと来たのは、のりえが夢を諦めようとしているのを、ぽってたちが「(のりえに)迷惑になってもいいじゃない」と、思い直すきっかけを与える計画を立てるところ。
そこからのりえがスイーツを作り納めということでみんなに振る舞い、みんながのりえスイーツに対する想いを述べると共に、そもそものきっかけとなった兄と仲直りをして思い直すという、王道ではあるが誰も傷つかない、優しい世界に自然と目が潤んでいた。
後半のかおるについても、自分だけ何をやりたいかがはっきりしない不安や焦りといった感情にはとても共感できたし、それでも真剣に自分と向き合って最後にはきちんと進路を決定するというところはどこかまぶしくも感じた。
物語はたまゆららしく、ゆったりとではあるが着実に、終わりに向かって進んできている。
彼女たちが最終的にどうなるのかはわからないが、第1部、2部と観てきて、おそらく素敵な終わり方をするのだろうという、そんな予感を抱かずにはいられない。
大好きな作品だけに、終わってしまうのは、彼女たちが高校を卒業してしまうのはどこか寂しくもあるが、ちゃんと最後まで劇場に足を運ぶ覚悟である。
ただ、多分、いや、確実に第4部では号泣してしまうと思うので、劇場でぐちゃぐちゃになっているキモオタを発見したとしても、どうか引かずに、どうか引かずにそっとしておいて欲しい。
たまゆら〜卒業写真〜第1部 芽−きざし−(ネタバレあり)
OVA、テレビシリーズ2作品と続き、劇場版でおそらく最後となるであろう大好きなこの作品。
Twitterでもちょろっとつぶやいたが、キャラデザからすると単なる萌えアニメだと思われてしまうかもしれない。
しかし、実際観てみると、登場人物たちが友人を始めとする地域の人たちと触れ合う中で、色々な経験を積んで成長していく、人として大切なものを教えてくれるような、そんな子供に観せても恥ずかしくないようなアニメなのだ。
全体の構成は4部作となっており、それぞれが2週間限定という非常に短い時間での公開となっている。
季節に合わせて芽(きざし)、響(ひびき)、憧(あこがれ)、???(現時点では不明)というタイトルで、それぞれがおそらく起、承、転、結にあたるのだと思う。
事実、この第1部である芽(きざし)は、ぽってたちが3年生となり、写真部に新入部員が入ってくるところから始まって、ぽってが自分の進路について悩んだり、写真家のりほが東京に戻ってしまう事へのモヤモヤなどが描かれていて、これから物語が動いていくのだなあという感想を抱いた。
このシリーズを通して観ている人であればあるほど、ぽっての成長やその周りの変化などが感じられて、思わずジーンとしてしまうポイントがいくつもあると思う。
そして、流石佐藤順一監督といったところか、丁寧に、それはもう丁寧に作品が作られており、たまゆらが持つあの優しい空気が今作でも見事に表現されている。
この第1部は4部作の導入部分であるからして、特に大きく何かが起きるわけではない。
新メンバーや、今まで登場していた主要人物、及び関わりの深い人達がみな登場するというもので、通して観ている人にとっては復習、初めて見る人にとっては作風及び人物紹介といった感じだろうか。
それでも、決してダレたり飽きることなく、最後まで暖かい気持ちで観られること請け合いなので、未見のかたはまずこれを観て、次に現在公開されている第2部、響(ひびき)を観に行ってはいかがだろうか。
コカ・コーラゼロは本当に普通のコーラと味が同じなのか?利きコーラした結果
最近まだ放送しているかは良くわからないのだが、以前テレビを観ていてとあるCMが目に止まった。
国民的アイドルグループであるSMAPのリーダーこと中居正広、通称中井しゃんが聴衆(がいたかは定かではないが)の真ん中で、おもむろにコーラを飲む。
そして「え!?これコカ・コーラゼロなの?!!コーラじゃなくて?」的なリアクションをとるというものである。
それを観て、いやいや、いくらなんでもそんなわけないでしょと。昔出始めのときに飲んだけどそりゃ酷いものだったぞと思ったものだ。
ということで、本当にコーラとそう変わらない味なのか、先日実際に2つ買ってきてセルフ利きコーラやってみた。
今流行りのユーチューバーなのかは良くわからないが、レビューとかないかなと検索したところ、似たように試してみている動画が何本か見受けられた。が、素人がイキっている姿を観るのはシンドイため、もちろん観てはいない。
だから実際他の人がどういう感想を抱いたかはわからず、私の舌が馬鹿な可能性も残されてはいるが、とりあえず私がやってみて抱いた感想を述べる。
嘘ではなかった。
驚くべきことに、以前飲んだコカ・コーラゼロはそれはもう味気がないというか、コカ・コーラを薄めて化学物質をドバドバ足しました!みたいな味だったのだが、今回飲んだものはほぼコカ・コーラだったのだ。
同じコップにコカ・コーラとコカ・コーラゼロを同じ量だけ入れて、虚空を見つめながら手探りでシャッフルしてから飲んだところ、こっちがコカ・コーラ!と即答できなかったほどである。
確かによくよく味わってみて、慎重に検討すれば違いが判るのだが、サッと飲んでパパッと他のことをしてといった感じで流れの中で飲めば、通常のコーラとそう変わらないで飲めるだろう。
中井しゃんの言っていた通り、本当にコーラのようだったし、昔のようにひたすらまずいという印象は払しょくされたと思う。
もっとも、コカ・コーラゼロはその名の通りカロリーをゼロにするべく、人工甘味料をふんだんに利用している。
甘くないコーラなどただの医薬品であることからすれば、仕方がないのかもしれないが、人体へ悪い影響があるといわれている人工甘味料。
本当に健康を考えて、というか太りたくないからといって大量に飲むと、かえって健康を害することになりかねないので、適度に運動したうえでノーマルコーラをお楽しみいただければと思う次第である。